読解力は「丸つけのあと」にのびる点数より大事な、親の声かけ3つのコツ
国語の読解力は、なかなか点数に表れにくく、「どう教えたらいいか分からない」と感じている保護者の方は多いと思います。じつは、読解力がのびる一番のチャンスは、問題を解いている最中ではなく、丸つけをしたあとにあります。ここでは、テストのあとの関わり方を、3つのコツにまとめました。
コツ① 記述問題は「バツにしない」
「書いて答える問題」で、答えが模範解答と一字一句同じになることは、まずありません。ここで大事なのは、正解とちがっても、意味が合っていれば○にすることです。
たとえば答えが「にげられなくなるから」で、子どもが「もうにげられないから」と書いていたら、これは○です。言葉づかいより、「文章のどこを根きょにしたか」が合っているかを見てあげてください。バツばかりだと、子どもは「書くのはこわい」と感じ、記述をきらいになってしまいます。
コツ② まちがえたら「本文にもどる」
答えがまちがっていたとき、いきなり正解を教えるのはもったいないです。かわりに、こう聞いてみてください。
「答えが書いてありそうなところ、本文のどこかな?」
読解問題の答えは、ほとんどが本文の中にあります。自分で本文にもどって、答えのもとになる一文を見つけられたら、それが読解力そのものです。「探して、見つける」経験をくり返すうちに、読み取りの力は着実についていきます。
コツ③ 「30秒の感想トーク」で終わる
丸つけが終わったら、点数の話はそこそこにして、最後にひとつだけ聞いてみてください。答えのない、感想の質問です。
- 「この人の、どこがすごいと思った?」
- 「もし自分だったら、どうしてた?」
- 「いちばんびっくりしたのは、どこ?」
子どもが文章から自分の言葉を取り出して話せたら、それは「読んで、考えた」証こです。この30秒の会話が、じつは一番読解力をのばします。
点数は「今日の記録」、力は「積み重ね」
1枚のテストの点数は、あくまでその日の記録です。大切なのは、読んだ回数、本文にもどった回数、感想を話した回数の積み重ね。国語の力は、そうやってゆっくり育ちます。ドリパパの国語テストは、子どもが夢中になれる物語(戦国武将・すごい生き物など)を題材に、選たく問題・記述問題・漢字をバランスよく入れています。丸つけのあとの会話のきっかけとして、ぜひ無料で使ってみてください。