コツメカワウソの国語テスト泳ぎ方を親から教わる、世界一小さなカワウソ

カワウソといえば、水の中が得意な動物です。ところがコツメカワウソの赤ちゃんは、水をこわがります。泳げるようになるまで、親が何週間もかけて教えるのです。
泳ぎは、教わって覚える
生まれたばかりのコツメカワウソは、泳げません。水に入るのをいやがり、逃げようとします。
そこで両親が、少しずつ水に慣れさせていきます。浅いところへ運び、そばについて、何度も繰り返します。一人前に泳げるようになるまで、何週間もかかります。
動物の多くは、生まれつきできることで生きています。教わらなければできない、という動物は多くありません。
コツメカワウソにとって泳ぎは、人間でいえば自転車のようなものなのかもしれません。
指が5本ある手
「コツメ」という名前は、前足のつめがとても小さいことから来ています。他のカワウソのような大きなつめがありません。
そのかわり、指の感覚がとても優れています。人間と同じように指が5本あり、器用に動かせます。
水の中では、この手で川底の石をひっくり返し、下にひそんでいるカニや貝をさがします。目で見つけるのではなく、手で探るのです。にごった水の中でも、これならえさを見つけられます。
手をつないで眠る
コツメカワウソは、一生同じ相手と暮らします。そして家族で群れをつくります。
夜、眠るときには、仲間と手をつなぐことがあります。水の流れに身をまかせて、浮かんだまま休むこともあります。
群れの中では、鳴き声を使い分けて会話をしていることも分かってきました。10種類以上の声を使い分けるという報告があります。
小さな体で、教え合い、寄り添って暮らす。コツメカワウソの群れは、そういう社会です。
コツメカワウソのデータ
| 分類 | ほ乳類(イタチ科) |
|---|---|
| すむ場所 | インド・東南アジアの川や池のそば |
| 大きさ | 体長 約60センチ/体重 3〜5キロ(カワウソでいちばん小さい) |
| 手の特徴 | つめが小さく、指が5本。感覚がするどい |
| 暮らし方 | 一生同じ相手と、家族の群れで暮らす |
もっと知りたい コツメカワウソの豆知識
石でお手玉をする
小石を手の上で転がして遊ぶ様子が、動物園でよく見られます。えさを取る動きの練習になっている、という説があります。
絶滅が心配されている
かわいらしさから人気が高く、ペットとして違法に取引されることが問題になっています。野生の数は減り続けており、国際的に保護の対象です。
ドリパパもカワウソです
このサイトのマスコット「ドリパパ」も、カワウソをもとにしています。
コツメカワウソのテスト(小学1・2年生用)
印刷せずに、この画面のまま読んで答えることもできます。 答えはいちばん下にあります。
読みもの
コツメカワウソは、アジアの川や池のそばにすむ、せかいで一ばん小さなカワウソです。「コツメ」という名まえのとおり、前あしのつめがとても小さく、人間と同じように五本のゆびがあります。
生まれたばかりの赤ちゃんは、まだおよげないため、水に入ることをとてもこわがります。そこで、お父さんとお母さんが毎日すこしずつ、およぎ方をていねいに教えます。一人前におよげるようになるまで、なん週かんもかかるのです。
およげるようになると、水の中でのえさとりがはじまります。水の中では、小さな前あしを上手につかって川のそこの石をひっくりかえし、かにや貝を見つけて食べます。
コツメカワウソは、一生同じあいてとくらします。夜ねむるときは、なかまと手をつないでねむったり、水のながれにまかせて、うかびながら休んだりすることもあります。なかまとよりそいあって、きずなをふかめていくのです。
えらぶ問題
夜ねむるとき、なかまとどうやってねむりますか?
- ①せなかをあわせて
- ②手をつないで
- ③はなれてひとりで
コツメカワウソは一生だれとくらしますか?
- ①ひとりで
- ②同じあいて
- ③ちがうあいて
書く問題
なぜ生まれたばかりの赤ちゃんは水に入ることをこわがるのでしょうか?
水の中では何をつかってえさをさがすのでしょうか?
漢字の問題
かん字に直して書きましょう。
- ⑴くち
- ⑵たに
- ⑶たま
答えを見る
えらぶ問題 ⑴② ⑵②
書く問題⑴まだおよげないから ⑵前あし
漢字⑴口 ⑵谷 ⑶玉
書く問題は、答えと言葉づかいがちがっても、 意味が合っていれば○にしてあげてください。
プリントの見本

A4サイズ・横向きで印刷してお使いください。漢字問題は「口・谷・玉」です。
👨👩👧 おうちの方へ
「泳ぎを教わる動物って、めずらしいと思う?」と聞いてみてください。できないことを教わるのは恥ずかしくない、という話にもつなげられます。
A4・横向き/1枚目が問題、2枚目が答えです
コツメカワウソに会える場所
- 全国の動物園・水族館日本各地
コツメカワウソは多くの施設で飼育されています。手で石を転がして遊ぶ様子や、仲間と鳴き交わす声を、実際に確かめられます。
- 東南アジアの川インド・タイ・インドネシアなど
本来の住みかです。ただし数は減り続けており、国際的な取引が厳しく制限されています。かわいいからといって飼うことはできません。
※ 開館日・時間・料金は変わることがあります。おでかけの前に、 各施設の公式ページでご確認ください。