カモノハシの国語テストたまごをうむ、ふしぎなほ乳類

A4・横向き/1枚目が問題、2枚目が答えです
カモのようなくちばし、ビーバーのようなしっぽ、水かきのついた前あし。まるでいろいろな動物を組み合わせたようなカモノハシは、ほ乳類なのにたまごをうみます。世界でもごくわずかしかいない、変わった動物です。
見た目が、どこもかしこも変わっている
カモノハシは、オーストラリアの川や池のそばにすむ動物です。
口はカモのくちばしのよう、しっぽはビーバーのよう、前あしには水かきがついています。体の大きさは、ねこよりすこし小さいくらいです。
はじめてカモノハシの標本がヨーロッパに届いたとき、学者たちは「だれかがいろいろな動物をつなぎ合わせたにせものだ」と疑ったという話が残っているほどです。
目も耳も閉じて、電気でえさを探す
カモノハシは川岸に長い巣あなをほってくらし、水の中を上手に泳いでえさを探します。
おどろくのは、その探し方です。水の中では、目も耳も鼻も、すべて閉じてしまいます。何も見えず、何も聞こえない状態になるのです。
そのかわりに使うのが、くちばしです。カモノハシのくちばしには、生きものが動くときに出るごく弱い電気を感じ取る力があります。この力で、川の底にかくれたえさを見つけるのです。
ほ乳類なのに、たまごをうむ
カモノハシのいちばんの特徴は、ここです。ほ乳類なのに、たまごをうむのです。
ほ乳類とは、お母さんのおちちで子どもを育てる動物のなかまです。イヌもネコも人間もほ乳類ですが、ふつうは赤ちゃんの姿で生まれます。たまごをうむほ乳類は、世界にごくわずかしかいません。
たまごから生まれた子どもは、お母さんのおなかの上で育ち、おちちを飲んで大きくなります。たまごをうむのに、おちちで育てる——両方の性質を持っているのです。
また、オスの後ろ足には毒のはりがあります。オス同士がなわばりを争うときに使うといわれています。
カモノハシのデータ
| すんでいる場所 | オーストラリアの東部 |
|---|---|
| 体の大きさ | 体長 約40〜50センチ |
| なかま | ほ乳類(たまごをうむ「単孔類」) |
| えさの探し方 | くちばしで水中の電気を感じ取る |
| オスの特徴 | 後ろ足に毒のはりがある |
もっと知りたい カモノハシの豆知識
たまごをうむほ乳類は5種類だけ
世界でたまごをうむほ乳類は、カモノハシと4種類のハリモグラだけです。どれもオーストラリアとその周辺にしかいません。
くちばしはやわらかい
カモのくちばしのように見えますが、実際はゴムのようにやわらかい皮でできています。ここに電気を感じる仕組みがぎっしり詰まっています。
オーストラリアの20セント硬貨に描かれている
オーストラリアでは国を代表する動物として親しまれ、20セント硬貨のデザインになっています。
プリントの見本

A4サイズ・横向きで印刷してお使いください。漢字問題は「金・牛・野原」です。
👨👩👧 おうちの方へ
「目も耳も閉じて、どうやってえさを見つけるの?」と聞いてみてください。「くちばしで電気を感じる」と答えられたら、しっかり読めています。ほ乳類なのにたまごをうむ、という点もおどろきポイントです。