ミーアキャットの国語テスト砂漠の見張り番

A4・横向き/1枚目が問題、2枚目が答えです
二本の足でまっすぐに立ち、遠くをじっと見つめる——ミーアキャットのあの姿には、ちゃんと役目があります。仲間の命を守る「見張り番」です。鳴き声を三十種類以上も使い分けて、危険を知らせます。
立って見張るのが、仕事
ミーアキャットは、アフリカの砂漠にすむ小さな動物です。体の重さはリンゴ一つぶんほどしかなく、細長い体とくりくりした大きな目が特徴です。
群れでくらすミーアキャットには、見張りの役目があります。二本の足でまっすぐに立ち、遠くをじっと見張るのです。
敵を見つけると、大きな声で仲間に知らせます。おどろくことに、その鳴き声は三十種類以上もあって、敵によって鳴き方を変えます。「空から来る敵」と「地面から来る敵」では、鳴き声がちがうのです。
鳴き声を聞いた仲間は、それに合わせて逃げ方を変えます。空からなら巣あなへ、地面からなら茂みへ——ことばのように使い分けているのです。
朝は、太陽におなかを向ける
砂漠は昼はとても暑いのですが、朝はぐっと冷えこみます。寒い朝は、体が温まるまでうまく動けません。
そこでミーアキャットは、太陽が上ると、まずおなかを太陽に向けて体を温めます。おなかの毛はうすく、黒い皮ふが透けて見えるので、日光をよく吸収できるのです。
見張りの姿に見えるあの立ち姿は、朝は「日なたぼっこ」でもあるというわけです。
目のまわりの黒は、サングラス
ミーアキャットの目のまわりには、黒いもようがあります。これはかざりではありません。
砂漠の日光はとても強く、まぶしくて遠くが見えにくくなります。目のまわりの黒いもようは、その強い光をやわらげる、サングラスのような役わりをしているのです。
遠くを見張るのが仕事だからこそ、目を守る仕組みが備わっているのです。
出口がたくさんある巣あな
ミーアキャットは地面の下に巣あなをほって、仲間たちとくらします。
この巣あなには、出口がたくさんあります。敵が一つの入り口から入ってきても、別の出口からすばやく逃げられるようにするためです。
見張り、鳴き声、巣あなの出口——ミーアキャットの暮らしは、仲間みんなで生きのびるための工夫でできています。
ミーアキャットのデータ
| すんでいる場所 | アフリカ南部の砂漠(カラハリ砂漠など) |
|---|---|
| 体の重さ | 約700グラム(リンゴ一つぶん) |
| くらし方 | 20〜30頭ほどの群れ |
| 鳴き声 | 30種類以上を使い分ける |
| 目のまわりの黒 | 強い日光をやわらげるサングラスの役わり |
もっと知りたい ミーアキャットの豆知識
見張り番は交代制
ずっと同じ個体が見張るわけではありません。順番に交代しながら、みんなでえさを探す時間を作ります。
サソリも食べる
ミーアキャットはサソリの毒に強く、平気で食べてしまいます。子どもには、毒針を取ったサソリをあたえて狩りの練習をさせます。
「マングースのなかま」
ネコのような名前ですが、ネコのなかまではありません。ヘビと戦うことで知られるマングースのなかまです。
プリントの見本

A4サイズ・横向きで印刷してお使いください。漢字問題は「耳・力・右手」です。
👨👩👧 おうちの方へ
「どうして立って見張るんだろう?」と聞いてみてください。「遠くまで見えるから」と答えられたら十分です。鳴き声を三十種類も使い分ける話は、ことばについて考えるきっかけにもなります。