シマエナガの国語テスト雪の妖精と呼ばれる、まっ白な小鳥

まるでわたあめが飛んでいるような、まっ白でふわふわの小鳥。北海道にだけすむシマエナガは、「雪の妖精」と呼ばれています。でも、その白さには、かわいいだけではない理由がありました。
子どものときだけ、目の上が黒い
シマエナガは、北海道にだけすんでいる小さな鳥です。体の大きさは、みかんくらいしかありません。
実は、子どものころと大人では見た目がちがいます。ひなのうちは目の上に黒いもようがありますが、大人になるとそれが消え、顔がまっ白になるのです。
冬になると羽をふくらませるので、いっそうまん丸に見えます。まっ白な体は雪の中で敵に見つかりにくく、かわいらしい姿は、きびしい冬を生きぬくための工夫でもあるのです。
一円玉八枚ぶんの体
シマエナガの体の重さは、一円玉八枚ぶんほどしかありません。およそ八グラムです。
体が小さいと、すぐにおなかがすきます。そのためシマエナガは、えさを求めて一日じゅう飛びまわっています。
えさは、木の皮にかくれた虫や木の実です。枝にさかさまにぶら下がって探すこともあります。小さな体だからこそできる、身軽な動きです。
寒い夜は、みんなでくっついて眠る
北海道の冬の夜は、氷点下になります。こんな寒さを、小さな体でどうやってしのぐのでしょうか。
シマエナガは、仲間と木の枝に一列に並んで、ぎゅっとくっついて眠ります。「シマエナガ団子」とも呼ばれる姿です。おたがいの体温で暖め合うことで、寒い夜を乗りきるのです。
春になると、コケとクモの糸を使って巣を作ります。クモの糸は、伸び縮みする丈夫な材料です。その中でたまごを温め、ひなを育てます。
なぜ北海道にだけ、まっ白なエナガがいるのか
エナガという鳥は、実は日本のあちこちにいます。本州でも公園や林で見かけることがあります。
ところが、顔がまっ白になるのは北海道のシマエナガだけです。本州のエナガには、目の上の黒いもようが一年じゅう残ります。
北海道の冬は、本州よりずっと雪が深く、長く続きます。まわりが白一色になる期間が長いほど、白い体は身を隠すのに役立ちます。同じなかまの鳥でも、すむ場所の気候によって姿が変わっていったのです。
「かわいいから白い」のではなく、「白いほうが生きのびられたから、白くなった」。シマエナガの姿は、北海道の冬そのものが作り出したといえます。
シマエナガのデータ
| すんでいる場所 | 北海道(日本ではここだけ) |
|---|---|
| 体の大きさ | 全長 約14センチ(尾を含む) |
| 体の重さ | 約8グラム(一円玉8枚ぶん) |
| 食べもの | 木の皮にいる虫、木の実 |
| 冬の過ごし方 | 仲間と一列にくっついて眠る |
もっと知りたい シマエナガの豆知識
「エナガ」は本州にもいる
エナガという鳥は日本各地にいますが、顔がまっ白になるのは北海道の「シマエナガ」だけです。本州のエナガには、目の上の黒いもようが一年じゅう残ります。
名前の由来は「柄の長い」
エナガという名前は、尾(お)が長く、ひしゃくの柄(え)のように見えることからつきました。体は小さいのに、尾は体より長いのです。
巣はクモの糸でできている
コケをクモの糸でつなぎ合わせて巣を作ります。クモの糸は伸びるので、ひなが育って大きくなっても巣がこわれません。
シマエナガのテスト(小学1・2年生用)
印刷せずに、この画面のまま読んで答えることもできます。 答えはいちばん下にあります。
読みもの
シマエナガは日本の北海道にだけすむ、小さな鳥です。体の大きさはみかんくらいで、まるでわたあめのようなふわふわのすがたから、「雪のようせい」とよばれています。
夏のシマエナガには、目の上に黒いもようがあります。ところが、冬になると体が白くふわふわになり、黒いもようもきえてしまいます。まっ白になることで、雪の中でてきに見つかりにくくするためだといわれています。
体のおもさは、一円玉九まいぶんほどしかありません。体が小さくて、すぐにおなかがすくので、えさをもとめて一日じゅうとびまわります。えさは、木のかわにかくれた虫や木のみで、えだにさかさまにぶらさがって、さがすこともあります。
さむい冬の夜は、なかまと木のえだに一れつにならんで、ぎゅっとくっついてねむります。春になると、コケとクモの糸をつかって作ったすの中で、たまごをあたためて、ひなをそだてます。
えらぶ問題
シマエナガはどこにすんでいるのですか?
- ①おきなわ
- ②東京
- ③北海道
シマエナガはなんとよばれているのですか?
- ①森のようせい
- ②空のようせい
- ③雪のようせい
書く問題
シマエナガの体はどのくらいの大きさでしょうか?
一年のうち、いつ体が白くふわふわになるのでしょうか?
漢字の問題
かん字に直して書きましょう。
- ⑴おとこ
- ⑵はね
- ⑶がっこう
答えを見る
えらぶ問題 ⑴③ ⑵③
書く問題⑴みかんくらい ⑵冬
漢字⑴男 ⑵羽 ⑶学校
書く問題は、答えと言葉づかいがちがっても、 意味が合っていれば○にしてあげてください。
プリントの見本

A4サイズ・横向きで印刷してお使いください。漢字問題は「男・羽・学校」です。
👨👩👧 おうちの方へ
「どうして冬になるとまっ白になるんだろう?」と聞いてみてください。「雪の中でかくれるため」と答えられたら、理由がしっかり読めています。北海道を地図で探してみるのもおすすめです。
A4・横向き/1枚目が問題、2枚目が答えです
シマエナガに会える場所
- 北海道の平地の林北海道全域
シマエナガは北海道にだけ住んでいます。葉が落ちて見通しのよくなる冬が、いちばん見つけやすい季節です。札幌の円山公園や、旭川の周辺の林でも見られます。
- 本州で見られる「エナガ」日本各地
本州にいるエナガは、目の上に黒い線があるので顔が白一色になりません。近所の公園にもいます。「シマエナガとどこが違う?」と見比べてみてください。
※ 開館日・時間・料金は変わることがあります。おでかけの前に、 各施設の公式ページでご確認ください。