マメハチドリの国語テスト重さ2グラム。世界でいちばん小さな鳥

マメハチドリの基本データ
| 分類 | 鳥類(ハチドリ科) |
|---|---|
| すむ場所 | キューバとその周辺の島だけ |
| 大きさ | 全長 約5〜6センチ/体重 約2グラム |
| 羽ばたく回数 | 1秒間に約80回 |
| 心臓の鼓動 | 1分間に1000回を超えることも |
世界でいちばん小さな鳥は、一円玉2枚より軽いといいます。マメハチドリです。あまりに小さいので、飛んでいるとハチと間違えられます。英語の名前も「ハチのようなハチドリ」という意味です。
8の字を描く羽ばたき
ほとんどの鳥は、羽を下げるときにだけ体を持ち上げる力が出ます。上げるときは力になりません。
ハチドリは違います。羽を「8の字」に動かすことで、下げるときも上げるときも力を生み出せるのです。
だから空中の一点に止まっていられます。これを「ホバリング」といいます。ヘリコプターと同じことを、体重2グラムでやっているのです。
この飛び方ができる鳥は、ハチドリの仲間だけです。そして鳥の中でただ一種類、後ろ向きに飛ぶこともできます。
小さいほど、大変になる
体が小さいと、体の表面から熱がどんどん逃げていきます。小さい生き物ほど、体温を保つのが大変なのです。
そのうえ8の字の羽ばたきは、たいへんな力を使います。マメハチドリは一日に、体重の半分以上にあたる量のみつを飲まなければ生きていけません。
そのため一日に千を超える花を回ることもあります。人間でいえば、一日中ずっと食べ続けているようなものです。
夜や寒い日には、体温をわざと下げて仮死状態に近くなり、力を節約します。これを「休眠」といいます。生きるための、ぎりぎりの工夫です。
花との取り引き
マメハチドリは、花からみつをもらいます。ただの一方的な関係ではありません。
みつを飲むとき、くちばしや顔に花粉がつきます。次の花へ飛んでいくと、その花粉がめしべにつき、花は実や種を作れます。
花にとって、自分では動けないことが最大の問題です。ハチドリはその問題を解いてくれる相手なのです。
だから花のほうも、ハチドリに合わせて進化しました。ハチドリが好む赤い色をした、細長い形の花が多いのはそのためです。おたがいが相手に合わせて姿を変えてきたのです。
📏 マメハチドリの重さをくらべてみる
| マメハチドリ | 約2グラム |
|---|---|
| 一円玉 | 1グラム |
| スズメ | 約24グラム |
スズメの10分の1以下です。卵の大きさは、コーヒー豆ほどしかありません。
マメハチドリのテスト(小学3・4年生用)
印刷せずに、この画面のまま読んで答えることもできます。 答えはいちばん下にあります。
読みもの
マメハチドリは、世界でいちばん小さな鳥です。体の長さは五センチほど、重さはたった二グラム。一円玉二まいより軽いのです。キューバという南の島にすみ、花から花へ飛びまわって、あまいみつをすって生きています。あまりに小さいので、飛んでいるとハチとまちがえられることもあります。
マメハチドリのいちばんすごいところは、空中でピタッと止まれることです。花のみつをすうとき、ヘリコプターのように、その場にういたまま動きません。( )、これができるのは、羽を『8の字』にすばやく動かしているからです。羽を上げるときも下げるときも力が出せるので、体をうかせ続けられるのです。
さらにおどろくのは、鳥の中でただ一つ、後ろ向きにも飛べることです。羽を動かす速さは、一秒間になんと八十回ほど。あまりに速いので、羽はぼやけて見えます。こんなに速く動くと力をたくさん使うので、一日に千もの花をまわって、みつを飲むこともあります。
マメハチドリは、花にとってもたよりになる友だちです。みつをすうとき、くちばしや顔に花粉がつきます。そして、次の花へ飛んでいくと、その花粉がめしべにつき、花は実やたねを作ることができます。マメハチドリは、みつをもらうかわりに、花と花をつなぐ大切な役目をはたしているのです。世界でいちばん小さな体で、花と力を合わせて生きる、それがマメハチドリなのです。
えらぶ問題
マメハチドリが空中で止まれるのは、なぜですか?
- ①羽を8の字に動かしているから
- ②体がとても軽いから
- ③風にのっているから
文しょうの( )に入る言葉はどれですか?
- ①じつは
- ②たとえば
- ③しかし
書く問題
鳥の中でただ一つ、どんな飛び方ができますか?
花のために、どんな役目をはたしていますか?
漢字の問題
かん字に直して書きましょう。
- ⑴しょくぶつ
- ⑵りょこう
- ⑶ゆび
答えを見る
えらぶ問題 ⑴① ⑵①
書く問題⑴後ろ向きに飛ぶ。 ⑵花粉を運ぶ役目。
漢字⑴植物 ⑵旅行 ⑶指
書く問題は、答えと言葉づかいがちがっても、 意味が合っていれば○にしてあげてください。
プリントの見本

A4サイズ・横向きで印刷してお使いください。
A4・横向き/1枚目が問題、2枚目が答えです
マメハチドリに会える場所
- キューバキューバとその周辺の島
マメハチドリが野生でくらしているのは、この島だけです。ほかの場所には一羽もいません。
- 日本でハチドリは見られない—
ハチドリの仲間は南北アメリカにしかいません。日本で「ハチドリのようだ」と言われる虫は、たいていオオスカシバなどのガの仲間です。
※ 開館日・時間・料金は変わることがあります。おでかけの前に、 各施設の公式ページでご確認ください。
もっと知りたい マメハチドリのこと
巣はペットボトルのふたくらい
クモの糸と植物の綿を使って作られ、直径2センチほどしかありません。中に入る卵は、大きめの豆くらいの大きさです。
オスだけが赤く光る
オスは繁殖期になると、のどの羽が燃えるような赤に輝きます。これも構造色で、角度によって色が変わります。メスは地味な色です。
キューバにしかいない
マメハチドリが野生でくらしているのは、キューバとその周辺の島だけです。ほかの場所では見られません。
👨👩👧 おうちの方へ
「小さいのはいいことばかりかな?」と聞いてみてください。小さいから大変なこともある、という読み取りができたら深い理解です。