ラーテルの国語テストギネスも認めた「世界一こわいもの知らず」

ラーテルのイラスト
ラーテル英語では Honey Badger(ミツアナグマ)

ラーテルの基本データ

分類ほ乳類(イタチ科)
すむ場所アフリカ・西アジア・インドの草原や森
大きさ体長 約70センチ/体重 8〜14キロ
食べものヘビ・小動物・果物・はちみつなど何でも
記録ギネス「世界一こわいもの知らずの動物」

体長70センチ、イタチの仲間。それだけ聞くと、かわいらしい動物を思い浮かべるかもしれません。ところがラーテルは、ライオンにもコブラにも向かっていきます。ギネスブックが「世界一こわいもの知らずの動物」として認めたほどです。

毒ヘビを食べて、寝て、起きる

ラーテルの好物のひとつが、毒ヘビです。世界でもっとも危険といわれるコブラにも、ためらわずかみつきます。

当然、かみ返されることもあります。毒が回って、その場に倒れてしまうこともあります。

ところが数時間後、ラーテルは何ごともなかったように起き上がり、途中だった食事を再開します。体がもともと毒に強くできているためです。ふつうの動物なら命を落とす量の毒でも、ラーテルは眠るだけですむのです。

ゆるゆるの皮が、いちばんの武器

ラーテルの皮は、ぶあつくて、しかもゆるいのが特徴です。首のあたりをつかんでも、体だけがくるりと中で回ってしまいます。

つまり、かみつかれても、その体勢のまま向きを変えて相手にかみ返せるということです。捕まえたつもりが捕まえていない——攻める側にとっては、これほどやりにくい相手はいません。

ハチの針も、この皮はなかなか通しません。だからハチの巣を平気で襲い、はちみつを食べます。英語の名前「ハニーバジャー」はここから来ています。

強いだけでなく、賢い

ラーテルは道具を使うことでも知られています。高いところにある獲物を取るために、木の枝や石を運んで足場にした例が記録されています。

動物園では、囲いのかんぬきを外して脱走したり、泥をこねて足場を作ったりした個体もいます。

「こわいもの知らず」と呼ばれますが、無鉄砲なわけではありません。勝てる方法を考えたうえで向かっていく——それがラーテルの強さの正体です。

📏 ラーテルの体をくらべてみる

ラーテル体重 8〜14キロ
柴犬体重 8〜11キロ
ライオン(メス)体重 120〜180キロ

柴犬くらいの動物が、その10倍以上あるライオンに向かっていくということです。

ラーテルのテスト(小学3・4年生用)

印刷せずに、この画面のまま読んで答えることもできます。 答えはいちばん下にあります。

読みもの

ラーテルは、アフリカやアジアの草原に住む、イタチの仲間です。体の長さは七十センチほどで、それほど大きくありません。ところがこのラーテル、『世界一こわいもの知らず』としてギネスブック(すごい記録を集めた本)にものっているほど、とても勇気があるのです。自分よりずっと大きなライオンやヒョウにも、ひるまず立ち向かっていきます。

ラーテルの大好物は、なんとどくヘビです。世界一きけんといわれるコブラにもおそれず、かみついて食べてしまいます。(  )、時にはかまれてどくが体に回り、たおれてしまうこともあります。ふつうの動物なら命を落とすほどのどくでも、ラーテルの体はもともとどくに強い体しつなので、しばらくするとケロリと目を覚まし、また平気で動きだすのです。

ラーテルが強い理由は、体の皮にもひみつがあります。ぶあつくてゆるゆるの皮は、てきにかみつかれても、体をくるりとねじって、ぎゃくに相手にかみつくことができるのです。ハチのするどいはりも、この皮はなかなか通しません。

さらにラーテルは、とてもかしこい動物です。石や木のえだを道具のように使い、高い所のえものをとることもあります。動物園では、かぎを開けてにげ出そうとしたこともあります。小さな体に強さとかしこさをあわせ持つ、まさに『こわいもの知らず』の王様です。

えらぶ問題

  1. 何が世界一だといわれていますか?

    • ①こわいもの知らず
    • ②足のはやさ
    • ③体の大きさ
  2. 文しょうの(  )に入る言葉はどれですか?

    • ①だから
    • ②さらに
    • ③しかし

書く問題

  1. ラーテルの大好物は、どんな生き物でしょうか?

  2. なぜどくヘビにかまれても平気なのでしょうか?

漢字の問題

かん字に直して書きましょう。

  • ⑴れんしゅう
  • ⑵やね
  • ⑶ぎん
答えを見る

えらぶ問題 ⑴① ⑵③

書く問題⑴どくヘビ ⑵体がもともとどくに強くできているから。

漢字⑴練習 ⑵屋根 ⑶銀

書く問題は、答えと言葉づかいがちがっても、 意味が合っていれば○にしてあげてください。

プリントの見本

ラーテルのテストをダウンロード(PDF・無料)

A4・横向き/1枚目が問題、2枚目が答えです

ラーテルに会える場所

  • アフリカ・西アジアの草原アフリカ、インドなど

    広い範囲にすんでいますが、単独で行動し、夜に活動するため、めったに姿を見られません。

  • 日本の動物園ごく一部

    日本でラーテルを飼育している動物園はほとんどありません。脱走の名人であることも、飼育が難しい理由の一つです。

※ 開館日・時間・料金は変わることがあります。おでかけの前に、 各施設の公式ページでご確認ください。

もっと知りたい ラーテルのこと

鳥と組んではちみつを探す説

ミツオシエという鳥がラーテルをハチの巣まで案内する、という話が古くから伝わっています。ただし、本当にそうなのかは今も研究者の間で議論が続いています。

後ろ向きに逃げない

ラーテルは、敵に背中を見せて逃げることがほとんどありません。相手を見たまま少しずつ下がります。背中を見せた瞬間が、いちばん危ないからです。

くさいにおいを出す

スカンクと同じように、おしりから強いにおいを出せます。敵を追い払うだけでなく、ハチの巣を襲うときにハチを気絶させるのに使うともいわれます。

👨‍👩‍👧 おうちの方へ

「小さいのに、どうして強いの?」と聞いてみてください。「体が大きいから強い」という思いこみを見直すきっかけになります。

同じ小学3・4年生用の「戦国合戦シリーズ」もあります。